映画「コールド・スキン」ネタバレ感想
以下ネタバレ感想になるので、未視聴の方はご注意ください！
うーん、なんか違う、違うんだよな～・・・。
灯台に毎晩、訳の分からない半漁人が襲ってくるんですが、最新のＣＧに慣れすぎたのか、どうにもしょぼく見えてしまってげんなり。
まぁそこは良いとしても、ストーリーもどうも感情移入できませんでした。
と言うより、これに感情移入出来る人いるの！？レベル。
気象観測員のフレンドが島に到着して、灯台守のグルナーと出会うわけなんですが、このグルナーがかなりの変態でして。
フレッドが島に着いて襲われたメスの半漁人は、実は、この変態グルナーが灯台で飼いならしていまして、
それだけならまだしも、毎夜、このメスクリーチャーと情事にふける訳ですよ。
いやいやいや、かなりクレイジー。
映画の中盤で、これでもかと言うクリーチャーの大群が灯台に襲ってくるところは、まぁ見どころはあったとは思います。
毎夜のクリーチャーからの攻撃に、ひょんなことからダイナマイトを手に入れて、大群の一掃に成功します。
もう観念したように、クリーチャー達は、和平交渉とでも言う感じで、海岸に現れるんですが、飼いならしたクリーチャーがなんと子供のクリーチャーを引き連れてきています。
完全にグルナーとの子供ですよね・・・。
人間とクリーチャーのハイブリッドの出来上がりですが、ほとんどベースはクリーチャーのようです。
うーん、まぁこれで和平交渉を受け入れて、穏便に終わるんかなぁ～と思っていると、何を思ったか変態グルナーは
クリーチャーとのわが子を目掛けて、閃光弾で狙撃してしまいます。
う～ん、もう鬼畜ｗ
どうにも、グルナーの行動が理解出来ない上に、（ここになって異種交配を後悔したんでしょうか・・。）
突然、無抵抗で外でクリーチャーの前にいき、食い散らかされて終わるという。
一体何がしたかったんだか、分かりませんでした。
要所要所、細かいギミックは入れてあるんですが、
- 死んだと思われた前任者のアルドールが実はグルナー本人だった
- 最後のシーンでは第１次世界大戦がはじまっている事を示唆している
分かったところで、
ふーん。
で終わってしまう・・・。
これ、原作見ないとなんとも言えないですね。
中途半端に描きすぎて、全く伝わってきませんでしたし、色々とおしい映画でした。
まぁ、楽しめなくはないので、クリーチャー系が好きな方は一見の価値はあるかもしれません。
クリーチャーデザインは、「パンズラビリンス」のキャラクターデザインで有名なアルトゥーロ・バルセイロが行ったようで、リアルさを出すために生物学者とも議論しながら制作していったようです。
パンズラビリンスでは、なかなか奇抜なデザインで面白かったですが、リアル意識しすぎて今回は普通です・・・。
興味のある方はご覧になってみて下さい～。
あまりおすすめはしませんが・・・。
それでは、うぃろう(@sablog1104)でした！
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