映画「手紙は覚えている」ネタバレ感想
以下ネタバレ感想になるので、未視聴の方はご注意ください!
勘の良い人なら、すぐ分かってしまいそうなオチでしたね。
家族を殺されたナチの将校が潜伏している情報をつかみ、ゼブにその情報を手紙としてたくした友人マックス。
しかし、友人マックスは全てを知った上でゼブ自身が何者かを探させる旅に出す。
旅の最後でオットー・バリッシュを見つけたと思ったら、それは収容所でともにブロック責任者の任にあたっていた友人のクニベルト・シュトルム。
そう、主人公自身が何を隠そうナチスの将校として悪名高い人物だったんですね!
ゼヴの本名は、オットー・ヴァリッシュ。
ユダヤ人のように見せかけるために、お互いに腕に掘りあった番号をクニベルトは言い当てます。
「98814」
ゼブの腕にも同じ番号が掘ってありました。
お互いに腕に掘りあったので、クニベルトの数字は「98813」
もうこれは、どうやっても疑いようのない事実だと突き付けられます。
さらに、ゼブとは「狼」という意味で、その名前(偽名)も自分でつけた事を知らされます。
「おれたちはウルフだ」と。
この台詞からも、心底後悔の中、ナチの将校として任務に当たったというより、楽しむかのように人々を殺したような絵が浮かんできました。
そして、クニベルトを撃って、しばらくして
「remember・・」
といい、自ら命を絶ってしまいます。
完全に、オットー・ヴァリッシュを探す旅だと思っていたので、ゼブ自身がオットー・ヴァリッシュだとは、やられました。
なんとも悲しいお話でした。
しかし、途中のストーリーを思い返してみると確かにゼブには不自然な点がありました。
途中、保安官の家で犬に襲われるシーンがありましたが、犬にとびかかられた瞬間みごとに犬を射殺しています。
あの高齢で、ピストルも撃ったことがなければそう簡単に狙いを定めて撃つことは出来ないでしょう。
保安官を射殺するシーンでも、腹に1発撃ったあと、そのあと躊躇なく、頭めがけて撃ちこんでいました。
これは、ゼブ自身が銃の扱いに慣れていることを示す重要なシーンだったんですね。
サスペンス映画として、テンポもよく、まんまとだまされて、話も分かりやすく、すばらしかったですね。
さくさんの人に見てほしい映画として紹介しました。
それでは、うぃろう(@sablog1104)でした!
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